【老人専門看護師】
専門看護師になるには、看護師の資格を持っていて、実務経験が5年以上、専門分野の看護を3年以上経験し、更に大学院の単位を取得していることが条件です。
看護技術の勉強も必要です。
患者さんに対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を身につけています。
老人看護や在宅看護など11の専門分野があります。
専門看護師は、患者に直接関わることは少なく、主に看護師長にアドバイスをしたりします。家族の相談にのり、病院と家族間の問題解決の調整など行います。また、医師、看護師、理学療法士や作業療法士、介護スタッフ、事務職など、部署間の連携を取り、総合的な看護が行えるような環境づくりをします。更に、看護の質を向上させるための教育や、 市民向けや大学での講演活動なども行い、外部とのつながりも多いです。
老人専門看護師とは終末期医療、延命治療などを扱う専門看護師です。
高いスキルを必要とすることから全国でもわずか４１人しかいないそうです。
ある老人専門看護師の方は、高齢者とかかわっている中で「家族に迷惑をかけたくない」「生きるのがつらい」という言葉を聞き、目指すようになったといいます。
今後ますます高齢化がすすむ日本において、老人専門看護師の存在は大きくなっていくことでしょう。
一人の人間の死と関わっていくこの職種はまさに、選ばれた人しかできないことだと思います。
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