【完全変態×キャベツ刑事♪】
※タイトルは誤植ではありません。(笑)
もう一つ断っておくと、本日は完全変態☆スーパーアイドルこと久慈川りせの誕生日でありますが、語るのは全く別の人の話です。
恐れ入ります、すみません。(／ω＼*)
(お誕生日、おめでとう！)
実はこの間から、【Ｐ４Ｕ２】のりせちゃんの肩書き“完全変態”の響きにそわそわする節があり、しかし、何のネタだったか思い出せず、ずっとモヤモヤしてたんですよ。
しかも、真殿さんの声で脳内再生すると物凄くしっくりすると来て、どういう事だってばよ…？と迷走していたのですが、先日ようやっとその正体に辿り着きました。
しかして、その実体は…
【武装錬金】の蝶人パピヨンですね。(爆)
真殿さんの声がやたら馴染んだ理由は、足立さんの肩書き“完全自己中”と似通ってるからってだけではなかったのね。(笑)
というのも、この“完全変態”という四字熟語は上記のキャラの代名詞としてだけでなく、ちゃんと台詞でも存在してるんですよ。
作中、パピヨンの常軌を逸した一張羅と言動に面食らった黒服達が「この変態が！」と詰じる場面が在るのですが…
この暴言に対し、パピヨンは憤るでもなく、かと言って開き直るのとも違い、「エレスコレクート！」とばかりに純然たる事実だとして全肯定する所で。
幼虫が蛹を経て成虫に変わる、という意味での〈完全変態〉とWミーニングで。
と言っても、蝶に関連付けられる単語や韻と来れば自動で脳内変換するパピヨンの事、異常者って意味での《変態》は彼の辞書には、きっと無いのでしょうけども。(笑)
それに加えて、彼は自身の趣向には確固たる自信を持っており、蝶人と成ってからはそこに異様なポジティブさまで合わさるという、まさに紛うことなき完全変態☆
パピヨンに掛かれば、番長の言葉に窮しての「ハイカラですね。」だろうと、そのまま褒め言葉として受け取り、Ｐ４Ｕ２勢で誰が最強かと問われれば、マーガレットさんを即答するに違いありません。
彼女からは他と一線を画す力をビンビンに感じる、という真っ当な理由を挙げつつ、「それより何よりパピヨンマスクが蝶・オシャレでセンスが宜しい、これぞ蝶☆究極！」という理由を一番に押して。
人を見る目はあるのだけど、如何せんオシャレを間違ってるんですよね、パピヨンは。(笑)
ただ、そうやって万人には目の毒になる格好をしていても、一度何かしらをきっかけに一線を越えてしまえば、病み付きになってしまう、謎の中毒性を持つようになるのが、パピヨンの凄い所です。(いい例：私)
かなり懐かしい作品とはいえ、作品一好きなキャラであり、あれだけインパクトのあるワンシーンで出てくる単語にも拘わらず、すっと思い出せなかったなんて、愛が足りませんなあ。f(*´∀｀*)
まあ、あまりにもセクシャルバイオレットの刺激が強すぎて、脳が記憶を封印した可能性も棄てきれませぬが。(笑)
しかし、真実に辿り着くと同時に禁断の蓋を開け放ってしまった今、パンドラの箱が如く中身が一気に飛び出して来て、当時の懐かしい記憶がゴロゴロと。
その結果、足立さんの一撃必殺〈黄泉堕とし〉の発動モーションが「マスクが無い！」と顔を押さえるやつ(特にゲーム版)の派生にも見えて来て、腹筋がニアデスハピネスされる事案が発生したものの、足立さんとパピヨンの間には案外、お似合いなネタやら共通点が多くて、ニヨニヨしてしまった次第ですｖ
頭脳派の豪語を筆頭に、走る事に掛けての信頼の無さ、その目に湛えるものを評される上で、片や“ドブ川の腐ったような色”、片や“どんな光も届かない川底の汚泥”と、お互い川に準えられての散々な言われ様だった所等々。(笑)
アニメでの構図に於いても、【Ｐ４ＧＡ】で足立さんが夜の自販機前で番長に向けて「ふーん…」と傾げた時の表情と角度、これと似たのを逆光で直接光が当たらないシチュエーション付きで、パピヨンも攻爵時代にやってたりするんですよね。
それに、足立さんの名前って、パピヨンが何とも関心と感傷を抱きそうではありません？
「足立 透ねえ…。
まさに名が体を表してるような男だな。
どこにでもすんなりと溶け込むが、それは何も無い“透明”故に相手と同じ色に見せているだけであって、交わっている訳ではない。
あまつさえ、相手にされていながら、自ら認識を逸らしに掛かり、己の透明性を保とうとする。
色彩に入り雑じられることを、他人に自身を捉えられてしまうのを、そもそもにして心底好まないが故に。
嘗てこの世に居た誰かサンとは、また違うタイプの《透明人間》だな…。」
周りに人は沢山居るのに、自分はいつも独り。
パピヨンが蝶人を目指したのは、病で余命幾ばくの運命を覆す為ともう一つ、誰にも見向きされない“透明な自分”から脱却する為。
有り体に言うと、彼もまたぼっちでした。
ただ、両者とも世の中に必要とされてないという強い疎外感を抱く事はあるにせよ、教師や学友はおろか親にまで見放されて存在を忘れ去られたパピヨン(攻爵)に対し、足立さんは億劫と臆病から自発的に人間関係を避けてきた点で大きな違いがあるんですよね。
だから、自分と重ねるというよりは、ふと過去の自分が思い起こされて胸がチクリと痛み、同時にパピヨンは足立さんに対して、とても勿体無い生き方をしてると感じるのではないかと。
それでいて、パピヨンが腹立たしささえ覚えそうなのは、足立さんの物事への姿勢でしょうか。
健常な身体と高みを目指せるだけの能力を持ち合わせていながら、“才能がない者は何をやってもダメ”という諦観を剰え自分へ一番に当て嵌め、何かを為そうとする意欲が乏しい。
自ら限界を決めつけ、現状に満足していないにも拘わらず、それを打破しようとはせずに、腐っているだけ。
何故、ここまで卑屈になるのか。
無いと言うのなら、たとえ奪ってでも選択肢を手に掴み取り、無理とされた事を成し得ていく方が、ずっと愉しいだろうに。
他人が信用ならないのなら、尚更自分で率先して事に当たるべきだ。
と、ああ見えて主人公に匹敵する不屈の精神とチャレンジ精神の持ち主にして、誰よりも執念深いパピヨンは一度の挫折で他全ての可能性まで棄ててしまっている事を遺憾に思うのでしょうけども、反面…
知略をもって他人を利用する狡猾さ、禍津稲羽市で見せた自分に正直な傍若無人っぷりは、高く評価するのでしょうね。
ただ一つのマイナスポイントを除いて…(´∀｀*)
「敗北したとはいえ、偽善さえも入り込む余地のない、自分本位を剥き出しにした貴様の独演、なかなか好かったぞ。
惜しむらくは、“サイコー”と口にする機会がありながら、ステキな枕詞を省いてしまっていた事か。」
「僕の発言が一部でネタにされてるのって、お前が元凶かよ。」
「フフン、烏賊にも蛸にも。
だが、この天才的な頭脳を以てして、貴様の言わんとする事を先読みしていた俺がすかさず、“蝶”と合いの手を入れておいてやったからノープロブレムだ。
それよりも、俺が一部始終を観劇したマヨナカテレビに、貴様等が戦闘で使役しているペルソナとやら… 実に興味深い。
精神の奥深く、己が内にある心の力を形とし、戦闘手段とするものが核鉄以外にも在ろうとは…。」
私はあの台詞シーンよりも、黒足立さんが逆ギレしてる時の“ねぇんだよ！”口調が、パピヨンの弟である次郎が兄へのコンプレックスを爆発させた時と、声の波長まで一致してる事に反応してました。(笑)
蝶野兄弟については真殿さんが一人二役されてたんですけど、パピヨンがまだ人間だった頃、同じ大人しめな声を持つ双子系でも攻爵は儚げで、次郎は細めなだけと、然り気無く声を使い分けられてるのが凄かったですね。
ところで、基本ただ一人を除き、他人の心の内など微塵も興味がないパピヨンも、更なる高みに至れる可能性が其所に在ると知れば、新たな研究対象に“ペルソナ”を据えて来そうですよね。
ペルソナを得る迄のプロセスで、どんな蝶☆サイコーな“俺”と巡り逢えるのかと、心を浮き立たせつつ。
蝶人となってからは開放的にありのままを曝け出しており、幻術の中でとはいえ自分が最も精神ダメージを負うイメージにも、既に打ち克っているパピヨン。
お望み通り、まんまな影パピヨンとセンスの誉め合いが始まって意気投合する画が浮かぶ一方で、彼が醜い芋虫と忌み嫌う“蝶野攻爵”が容赦なく現れて、問答無用で爆殺しに掛かる姿も目に浮かびます。
しかし、そこは敵役でありながら、上げて落とすのではなく、叩き落として上げていくスタイルのパピヨンです。
そうやって突き放しておいて、続く説教で当人が見誤ってる相手の潜在する活力を触発し、哀れみで差し伸べられた手を取るのではなく、自分の力で高く遠く羽撃たくように促すのでしょう。
生への渇望、変わりたい意思、蝶人への憧憬は、既に其れが成った自分よりも強い筈だと。
欲しいものは奪ってでも手に入れる――
そこだけは全く同じ信条を持つ者同士、蝶人の俺が羨ましいのなら、お前だけが持ち得るものを利用しようとする俺の手を取るフリをして、まんまと引き摺り倒してみろと。
「お互いやり易いよう、貴様には俺に最も近い特等席を提供してやろう。
なーに、俺は腹に大穴を空けた状態で男一人を脚にぶら下げたまま、羽撃いた事もある。
そんな痩せっぽちの貴様分の重みが増えたとて、蝶人の俺には訳ない。」
蝶人と芋虫時代は全く別物と考えている以上、『俺はお前で、お前は俺だ。』な展開には決してならず、ちょっぴり殺伐な誘い文句と共に相手の存在を許容する位が妥当だと思うんですよね。
というか、凡人の足立さんが特殊なペルソナの得方をしたのに、完全変態のパピヨンが会得法も雇用形態も蝶・普通だなんて、そんなのノンノン。(ヾノ・∀・`)←
それから蝶に関連した神性についても考えたりしたんですけど、特に思い浮かばないまま代わりに“胡蝶の夢”へ至り、ペルソナシリーズのテーマまで引っ張り出しそうなスケールになった所で夢想の没入から帰って参りました。(笑)
しかし、このままではパピヨンばかりで、足立さん側からのアプローチが少ない！
そこで、足立さんが優位性の確立や意趣返しを目的として見出だす、相手の神経に激震を与える“地雷”について、パピヨン相手で幾つか考えてみました。
１〈パピヨンのマスクを奪取して、ダッシュ。〉
完全優位に立てる最善手。
アイデンティティーの喪失で追い込める上、パピヨンは足が遅いので足立さんが走りさえすれば追い付かれる事もなく、暫くは弄べる。
一番の問題はマスクを奪えるかどうか。
２〈本名で呼ぶ。〉
とても手軽に相手の神経を逆撫でられる一手。
みだりに踏み抜いてはいけないが、実害はそう無いので傾向が解ってきたら、威しに臆しない足立さんならば面白がれる余地あり。
３〈弟と間違える。〉
踏んだが最期、命の保障がない地雷。
最大級の虚無を相手へ贈れるものの、美味しく頂かれます。
地雷を踏みに行くからには、自分も只では済まない。
だが、それで調子に乗ってる相手に一泡吹かせられるのなら、些末なこと。
時にノリノリで捨て身戦法に出るのも、この２人の似てる所ですね♪
さて、完全変態から発露した勢いに任せて書き連ねて参りましたが、字数制限も迫って来たので、この辺で…。
これまで何度かパピヨンの名前を出した事はありますが、まさかこんなメインで語る日が来るとは思ってもみませんでした。(笑)
お陰で【武装錬金】が再燃しそうです。
実は原作は未読だったりするので、この際に本屋で探してみようかな。
23:08
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